点 ぐるりん ぐるりん ぐるりん
子どもの頃
朝方や
寝入りばな
よく見ていた情景がある。
情景と言ったけれど
自分もその情景と一体化していて
見ているというより
体験していた それ。
子どもながらに
それ はとても苦しいものだった。
わたしの足許の点
だと思っていたものが
ぐるりん と
地球全体(宇宙全体)になる。
メビウスの輪のように切れ目なく
今度は
ぐるりん と
点になる。
交互に 点 と 全て がやってくる。
それ を
小さな子どもの左脳なりに
理解しようとしていたのだろうと思う。
だから
わけがわからなくて
ほんとに こわかった。
気持ち悪くなりそうだったし
叫びたいようだった。
けれど
どういうわけか
頻繁に現れる それ
について
誰にも言ったことがなかったのは不思議。
言葉にはできなかったのかもしれない。
そして
わりと最近のある日
ふと 気づいた。
それ は
宇宙の姿なんだろう
ってこと。
何かを極めると 全てにつながる
とか
内側の宇宙と 外側の宇宙はつながっている
とか
意識の奥へ奥へ
深く深く
どんどん ゆくと
突然
全て=神 とひとつになる
そんな感覚
LOVE 美喜子